学生時代、坐骨神経痛、肩鎖関節脱臼、捻挫等々の怪我をしながら競技を続けてきたわけですが、当時予防と痛みの軽減のためにかなりコルセットやサポーター、痛みの取れるテーピングのお世話になりました。が、ある時ほぼほぼ全て使用することを辞めました。理由は、コルセットやハイカットシューズを使うとその部位が安定し安心してプレーすることができたり痛みが楽になりますが、外した瞬間にすごく自分で支えることができず不安定になる感覚をありありと感じたからです。これを使い続けたら、これに頼り続けたら、自分で支えてプレーすることができなくなってしまうそんな不安を感じたからです。ピラティスを学び出してから、あの時の感覚や判断は間違っていなかったと確信しましたし、逆に後悔することも増えました。

それは、身近な大切な人たちが、年齢とともに動けなくなるたびに強烈に反省というか後悔をすることになります。

コルセットを腰につけると支えてくれたり、背骨のスペースを保ってくるので楽になりますし、見た目の姿勢も良くなります。けれど、長期間にわたってコルセットに頼った結果自分のコアで支える力がなくなり重力によって腰椎圧迫骨折という事態になりました。Dr.から背筋を伸ばすようにと言われたそうですが、本人は伸ばしたくても伸びないんだよ・・・・と。 

20年前、日々コルセットをつけていると知った時に危険性を伝えていたら、コルセットのかわりに運動療法を取り入れていたら、現在の結果は変わっていたかもしれません。寝る姿勢にも緊張したり痛みに耐えながら毎日を過ごすこともなく、旅行に行きたい時に行ったり楽しく過ごせていたかもしれないと思うと、なぜあの時伝えなかったのだろう、もっと早くにピラティスを学んでいたらと思います。

日本人は、治療にお金と時間をかけるけれど、予防にお金と時間をかけないと海外の方から言われたことがあります。それは、日本の医療制度が素晴らしい為でもありますが、、、

ぜひ、5年後、10年後の自分のために、身近な大切な人のためにピラティスを取り入れてくださいね。

*画像中央にある風車のようなイクイップメントは、呼吸にフォーカスしたトレーニング用具です。見たことありますか?お試しになりたい方は、体験レッスンをご利用ください。